ヒメボタル(石川県)
2017-07-17_ヒメボタル
毎年「ほたる」は身近にある白鳥路で撮影をしていた。でも今年はちょうど天候や仕事の関係でほたるの撮影ができなかったので、今年の撮影が途切れてしまったとちょっと悔やんでいた。そしたら写真部の方から7月も中旬になってホタルの撮影のお誘いを受けた。まさかと思ったらヒメボタルでした。そのためゲンジやヘイケボタルより出現が遅いとのこと。それよりもヒメボタルは石川県では見られないと思っていたので、まずそれにびっくりした。
実際に写真部の人もうわさを聞いて、自分たちで探してその場所を見つけたとのことでそれもすごいことです。そのため出現場所はその場所の環境を壊さないためにも口外は控えています。ただ山奥ですので、一人で行くことは危険ですし県内とはいえ金沢からは時間がかかります。
ヒメボタルとゲンジボタル、ヘイケボタルの見分け方は簡単です。ヒメボタルはとにかく点滅が早くてそれだけで判断できます。鈍い自分でもわかるので誰でもわかるでしょう。
光も弱いので、とにかく持っている一番明るいレンズで、ISOをかなり高めにして、露光時間を長くする。これらはある程度はあらかじめ検討とつけていきますが、実際現地の状況で自分で調整が必要です。
あと蛍撮影の基本として、カメラからの光を漏らさないようにする。漏らせば一緒に行った人の迷惑となるので、もし光を出すことになっても、一緒に撮影に来ているみんなに事前に声をかけることが必要です。またオートフォーカス時にカメラから照射光が出る設定にしている人は必ず設定を切っておくこと。女性ではそれを知っている人が少ない。光が照らされるとみんなの写真にそれが写りこんでしまうからです。
今回の撮影地はとにかく真っ暗で、目の前の三脚が見えない。真っ暗とはこういうことです。目が慣れても見えないときは見えないということが分かった。
本来ならカメラの液晶部分に目張りをするものを持ってきたので貼るのですが、暗すぎてそれを貼ることもできない。そのため大きめのタオルをカメラごとかぶって、光が漏れないように設定をチェックしました。
ピントだけが問題でどう合わせようかと考えていたら、写真部の方がレーザーポインタをもってきていて、合図とともに、近くの木に照らしてくれて、それをもとにピントを合わせました。
結局すべて試行錯誤で自分のカメラにあった設定値を決めて、それで撮影を続行しました。しかし設定変えるのもカメラ、ボタンも見えないので、時間がかかるし、みんなみ迷惑かけれないし。もう無言でずっとやってました。
一か所でずっと撮っていたので、帰ってから比較明合で何枚か合わせ太一舞を添付します。暗すぎても最後に背景の景色を写しておくことが必要です。蛍の光だけならだれでも撮ることが出来るけど、いかに背景も合わせて撮るかです。
通常なら最初に撮るのですが、今回は暗すぎて背景が撮れなかったため、最後にライトを薄く当て撮り、それを比較明合に合わせました。
今回はこんなものでしたが、来年度に向けて今日の教訓が生かせればと思います。
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